ベルギ-英国間 高速フェリ-乗船記
(オステンドOostende−ドーバーDover航路)
(はじめに)

皆さん、ベルギーのオステンドってご存知ですか?アントワープ、ブラッセル、ゲント、ブルージュなどの都市は日本からの観光客も多くツアーコースにもなっていますがヨーロッパの人達にはリゾート地として有名なこの町なのに、あまり日本の方々は足を伸ばされません

でも、ベルギーのニースと呼ばれるだけ有って長く伸びたビーチ、それを囲うように立つコンドミニアム群や別荘に加えて定番の立派なカジノやショッピングモールもあり雰囲気は抜群です。

それになんと言っても、ブラッセルから1時間に1本の割でインターシチ-が出ていてわずか1時間ほどで行けるのですから便利です。それに英国のドーバーへも高速フェリーで2時間、つまりロンドンへも3時間強ですからユーロスターや飛行機でロンドンに向かうのも良いですがあのドーバーのホワイトクリフが堪能できる海峡船旅も最高でした。


料金が飛行機やユーロスターに比べて安いので大助かり、第3番目のルートとして旅なれた方にお勧めいたします。
(スケジュール)

高速フェリーのタイムテーブル:夏場はドーバー発が11:00、17:00でオステンド発が08:45、15:00の毎日2往復です。ブラッセルのホテルをゆっくりチェックアウトしオステンドで少し遊んでから15:00発でドーバーに向かっても夕刻にはロンドンに到着できます。
でも5月15日まではドックで運休中ですから注意してください
(チェックイン)

フーバースピード社のターミナルはオステンド駅に隣接して立っていますので直ぐに分かります。
まず、チケットを購入してからボーデイングパスをもらいパスポートコントロールに進みます。
ここを過ぎると直ぐ左の部屋が待合、カフェテリアにショップ兼用の場所になります。
以前と違って乗船時間が来るとドア-を通って一旦表に、出てから船に向かいますがオープンエアーですので風の強い日や雨天などの時には荷物を持っての乗船は少々注意が必要です
(本船)

この高速フェリーはこのサイトでも紹介していますように世界中の人が大西洋横断記録を塗り替えたこの船の出現に驚いたと言う由緒ある船です。
しかも今も新造時と同じ航路を走る高速船としての記録も更新中です。
74mクラスと決して小さくは無いものの、この船は当時でこそ大きな船でしたが今ではこじんまりとしたクラスに入ってしまい飲食やショッピングの設備も少し貧弱に見えますが今なお、その経歴と誇りそして格式は大英帝国同様に今なお健在です。
(ドーバーからロンドンへ)

美しいホワイトクリフやドーバー入港時の景色を眺めているうちに接岸です。この本船は一番端に着きますのでターミナルまでは少し距離がありバスに乗ります。
そこでパスポートコントロールを通ってターミナルを出ると又バスが待っています。このバスはフーバースピード社の
サービスで鉄道のドーバープライオリ-駅まで皆さんを無料で送ってくれます!
これは、まことに便利で有り難いサービスでした。

(注意事項)

ただ残念なことに、最近も密航者たちがたくさんこのドーバーで摘発されていて入国に際してのイミグレーションチェックは厳しくなっています。

日本のパスポートを提示しても,さらに英国人インスペクターにとって顔では日本人と中国人の区別が出来ないので必ず日本語で話し掛け日本人であることを確認しようとしたり、英国発帰国用の航空券提出を求められたりもします。

この結果運が悪いと時間が掛かりすぎて先ほどの駅までの無料送迎バスに間に合わないケースがあったりしますので出来るだけ急いでイミグレカウンター先頭に並ぶなどした方が良いかも知れません

(英国からの出発の場合)

チヤ-リングクロス駅から約一時間40分で1時間に2-3本出ていますので便利です。
バスは安くついてよいのですがビクトリアコーチステーションから2時間以上かかる上に始発が遅く、最終が早い上に本数も少ない難点があります。

では、皆さんボンボヤ-ジュ!