フェリーニュース2003
(1) コルシカフェリー
コルシカフェリーの新規航路

”Corsica Express II ”が3月17日からサボナのバド港( Vado )- コルシカ島のバスチア( Bastia )間に就航しました。今月からはカルビィ(Calvi)近郊のリル・ルース( Ile Rousse)にも寄港が開始されます。

コルシカ島
サルデイニア島
サボナ(Savonaイタリー)− バスチア(Bastia)
サボナ(Savonaイタリー)− カルビィ(Calvi)
サボナ(Savonaイタリー)− リル・ルース Ile Rousse (Corsica)

リボルノ(Livorno イタリ)− バスチア(Bastia)
ニース(Niceフランス)  − バスチア(Bastia)
ニース(Niceフランス)  − アジャクシオAjaccio
ニース(Niceフランス)  − カルビィ(Calvi)
コルシカフェリーのコルシカ航路
就航したメガエキスプレス

本船の就航でコルシカへは3つのタイプのフェリーから選べることになりました。たとえばサボナ(Savonaイタリー)− バスチア(Bastia) 間で一番早いのは上の写真のコルシカエキスプレスで3時間10分、ついで今回就航したメガエキスプレスで4時間15分そしてこれまでの普通のフェリーで6時間です。

でも、もちろんお勧めは新しい大型のメガエキスプレスです。つまり早い上に船内ではクルーズフェリーのようにプールはもちろん娯楽施設が完備していますしレストラン、バーも充実しています。
全長 176m
速力 29ノット(54 km/h)
旅客定員数 1,756名
船室数とベッド数 300室x1,200ベッド
搭載可能車両数 乗用車換算で550台
メガエキスプレス号の要目

(2)カラーライン
ノルウエーで103年もの長い歴史を持ち9隻のフェリー(クルーズフェリー、高速フェリー、と貨物フェリー合計)で年間120万人もの船客を5航路で運んでいるカラーラインがフインランドのクバナー・マサ造船所に74,600総トンで最大搭載船客数2,800名と世界最大のクルーズフェリーを船価3億ユーロで発注しました。 2004年12月に完成後はドイツのキールとオスロ間に就航予定です。
しかもオプションでさらにもう1隻の姉妹船建造も可能となっています。
世界最大のクルーズフェリー建造へ
完成予想図
現在の運行航路
現在の世界1大きいクルーズフェリーは上の写真のP&Oノースシーフェリーで、英国のハルーオランダのロッテルダム間を結ぶ2隻の60,600総トンフェリーですからいかに本船が大きいかがわかります。いずれにしても、クルーズとフェリーの境目はヨーロッパでは、もはや無くなったと考えるべきです。シリヤライイン、バイキングライン、P&OノースシーフェリーにDFDSとすべての大型クルーズフェリーに乗船しましたがわずか一晩が短すぎると言うのが印象でした。それほど豪華で楽しい船旅だったのです。