世界の高速フェリーについて
(3) 100m モノハル(単胴)型
船名:ス−パ−シ−キャット
1995年11月にシーコンテナー社が2億ドルもの資金を投入してイタリアのフインカンテイアリ造船所に6隻もの大量建造を注文して世界中を驚かせました。
というのも、それまでは双胴船が今後の中心になると考えられて、まさか世界最大の高速フェリー会社であるシーコンテナー社が昔から使われている単胴タイプを選らぶとは考えもしていなかったのです。
いずれにしても、1997年に第一隻目が完成しましたが この船の特徴は単胴で波を押しのけながら高速(40ノット:74km/時)で航走するために長さ(100m)に比べて細い船体(幅が17.1m、StenaのHSSは40m)となっています。 見た目の大きさに比べて搭載可能な旅客数782名や乗用車数175台は少なめです。
現在アイルランド航路やデンマーク-スエーデン航路に加えて2000年の4月15日から英仏海峡航路にも登場しています。